AirReceiverを使ったAirPlay再生ではAirReceiver自体が画像ビューア/ビデオプレーヤ/ミュージックプレーヤとして機能します。
後で紹介するMediaCenter-xxxxではMediaCenter-xxxxが画像ビューア/ビデオプレーヤ/ミュージックプレーヤを起動させる方式となっています。
- iPhoneの「写真」アプリの動画再生例
(1)AirPlay再生の仕組みを分かりやすくするために画面分割モードにして、左側にファイルマネジャを配置し、右側はデーモン以外のタスクをすべて消去した状態にします。
(2)iPhoneの「写真」アプリの動画を再生します。
(3)[共有]−[AirPlay]でT96 miniのAirPlay再生デバイスである「T96MINI-xx」を選択すると画面右側で動画再生されます。
しかし、どのタスク(もしくはどのアプリ)で動画再生しているかはこの画面からは分かりません。
(4)この動画を再生しているタスクが何なのかを調べるために右側にタスクリストを表示させてみます。
そのタスクリストを見ると、AirReceiverのタスクしかないためAirReceiver自体がビデオプレーヤとして動画再生していることが分かります。
尚、タスクリスト表示の状態でも動画の音声だけは再生し続けます。
- iPhoneの「写真」アプリの画像表示でのAirReceiver自体での表示確認例
タスクリストを見ると、AirReceiverのタスクしかないためAirReceiver自体が画像ビューアとして表示していることが分かります。
- iPhoneの「音楽」アプリの楽曲再生でのAirReceiver自体での再生確認例：略
iPhone用のDLNA対応アプリとして代表的なアプリは次の二つかと思います。
(1)「TV Cast(D)」アプリ
「TV Cast(D)」アプリはDLNAメディアサーバを検出せずに、iPhone側のメディアコンテンツをDLNAメディアレシーバに配信します。
※ 動画についてはDLNAメディアレシーバ用に最適化(変換)します。
(2)「Nero Streaming Player」アプリ
「Nero Streaming Player」アプリはDLNAメディアサーバを検出すると共に、iPhone側のメディアコンテンツはもとよりDLNAメディアサーバのコンテンツをDLNAメディアレシーバに配信します。
※ 動画についてはDLNAメディアレシーバ用に変換します。またMOVファイルはサポート対象外扱いとなっているようです(元動画と再生動画の表示が異なる)。
- 「TV Cast(D)」アプリの使用例
「TV Cast(D)」アプリはキャスティング先と自動接続するのがデフォルトになっています。
この自動接続が不便となるケースがあるなら、Settings(設定)で「Enable or disable Autoconnect」をオフにしておきます。
(1)キャスティング先として「MediaCenter-xxxx」を選択します。
(2)「Personal Media」をタップ
(3)サムネイルから画像を選択
(4)TV側でタスクリストを表示すると「画像ビューア」アプリで選択画像が表示されていることが分かります。
(5)「音楽」アプリの楽曲についてはタスクリストから「TV Cast」のプレーヤで再生されているように見えます。
しかし、「TV Cast」というプレーヤは存在しないのでプレイバーは「音楽プレーヤ」アプリの子タスクとして起動されているかと思われます。
- 「Nero Streaming Player」アプリの使用例
「Nero Streaming Player」アプリにはLite版とPro版があります。
Lite版には例えばDLNAメディアサーバから受け取る動画数は最大10個というような制限がありますが、Pro版にはその制限はありません。
更にPro版ではサブスクリプション型のVIP版にアップグレードすることも可能です。
下記はLite版の機能範囲で検証してみたものです。
- 「Nero Streaming Player」アプリのトップ画面
トップ画面の下の[ネットワークデバイスを確認する]をタップすると'再生先'デバイス、メディアサーバ、他のUPnPデバイスが一覧表示されます。
(1)「私の写真と音楽」は、iPhone側の「写真」アプリの画像/動画や「音楽」アプリの楽曲をDLNAメディアレシーバに配信する際に使用します。
「Nero Streaming Player」アプリはiPhone側の「写真」アプリの画像/動画や「音楽」アプリの楽曲をDLNAメディアレシーバに配信できます。
しかしながら「Nero Streaming Player」アプリ自体はDLNAメディアサーバとしては認識されません。
「私の写真と音楽」をタップすると、「写真」アプリの画像一覧が表示され、ビデオ一覧や音楽一覧に切り替えることもできます。
「写真」アプリの画像やビデオについてはアルバム選択もできます。
下記は「写真」アプリの画像を「Nero Streaming Player」アプリで選択してT96 miniのMediaCenter-xxxxに配信して、そのタスクリストを表示したものです(タスクリスト表示前)。
タスクリストから「画像ビューア」アプリが使用されていることが分かります。
また、「写真」アプリの動画についてはその動画再生中のタスクリストから「ビデオ」アプリが使用されていることが分かります。
(「写真」アプリの動画は自動的に次々と連続再生されます)
尚、「音楽」アプリの楽曲についてはタスクリストから「音楽プレーヤ」アプリが使用されていることが分かります。
(プレイバーは「音楽プレーヤ」アプリの子タスクとして表示されます)
ここで再度「写真」アプリの画像を表示させると「音楽プレーヤ」アプリのタスクは消えて「画像ビューア」アプリに切り替わります。
(2)トップ画面の「マイファイル」の横には鍵マークが付いていてその機能がロックされていることを示しています(Pro版からのVIPアカウント取得でアンロックされます)。
(3)「PCとNASから再生」セクションにはPCやNASにあるDLNAメディアサーバ一覧が表示されます。
ここで「MediaCenter-xxxx」を開くと「Castify」アプリをインストールしてあるT96 mini側のメディアコンテンツ一覧を表示できます。
「MediaCenter-xxxx」を開いて次のメディアカテゴリを選択できます。
・マイビデオ
・マイ画像
・マイ音楽
- マイビデオ選択例
「マイビデオ」を選択するとT96 miniにある動画一覧が表示されます。
(1)「マイビデオ」から例えば「m4.mp4」を選択します。
(2)ファイル選択後に表示される画面でDLNAメディアレシーバ(再生デバイス)を選択できます。
DLNAメディアレシーバとしてFire TV Stickの「AFTMM-xx」を選択してみました。
==>Fire TV Stick側でm4.mp4が再生されます。
(3)DLNAメディアサーバとしてのMediaCenter-xxxxから動画をT96 miniのMediaCenter-xxxxに配信すると配信先で「読取中 xx%」という表示が出ます。
(DLNAメディアサーバの動画は自動的に次々と連続再生されます)
- ApowerMirrorへの配信例
T96 miniでApowerMirrorを起動してApowerMirrorをDLNAメディアレシーバとして動画を配信してみました。
- 画面分割
左側にファイルマネジャを配置し、右側はApowerMirrorだけとしました。
- DLNAメディアサーバ内のm4.mp4という動画を選択して配信先をApowersoft[T96 MINI]としました。
(一番上の「iPhone」はiPhoneでの再生を意味します)
- ApowerMirrorでの動画再生中画面
- ApowerMirrorでの動画再生中のタスク表示
- 画面分割
- 「Nero Streaming Player」アプリのトップ画面
下記はT96 mini, iPhone 8, iPhone 12, PC(Windows 11)を共演させたT96 mini側の画面例です。
・拡大画面
【実行手順】
- T96 miniの画面分割モードで右側にApowerMirrorを配置
- iPhone 8とT96 miniをApowerMirror同士で接続してiPhone 8画面をT96 miniにミラーリング
- PCとiPhone 8をLetsView同士で接続してPC画面をiPhone 8にミラーリング
この時、iPhone 8側にミラーリングされたPCデスクトップをピンチアウトして拡大しています。
これでPC→iPhone 8→T96 miniというネストミラーリングが行われます。
- iPhone 12側の「Nero Streaming Player」でT96 mini側のMediaCenter-xxxxデバイス(DLNAメディアサーバ)の動画をMediaCenter-xxxxデバイス(DLNAメディアレシーバ)に配信
- 補足
(1)MediaCenter-xxxxデバイス(DLNAメディアレシーバ)での表示が右側になる場合はタスクリストを確認後にアプリの配置変えを実施します。
(2)iPhone 8とT96 miniのApowerMirror同士での接続が切断された場合は再接続します。
(3)今回、PCとiPhone 8をLetsView同士で接続しています。
iPhone 12側での「Nero Streaming Player」のトップ画面でPC側のLetsViewがDLNAメディアサーバとして認識されていることが分かります。
尚、DLNAメディアサーバとして認識はされても、DLNAメディアサーバとしての機能自体は組み込まれてはいないようです。
ちなみにPC側でApowerMirrorを起動してもPC側のApowerMirrorはDLNAメディアサーバとしては認識されませんでした。
(4)下記はPC側のApowerMirrorに対して「Nero Streaming Player」でiPhone内の動画を配信してApowerMirror側で再生している様子です。
(5)「TV Cast(D)」の代わりに「Nero Streaming Player」を使用してT96 miniの画面分割モードで画像サムネイルとその拡大表示を行うことができます。
- T96 miniの左側にApowerMirrorを配置し、右側にLetsViewを配置
- iPhoneのApowerMirrorからApowersoft[T96 MINI]へミラーリング
- iPhone側で「Nero Streaming Player」を起動してサムネイル表示(今回は画像のアルバム選択実施)
サムネイルは標準では日付順に表示されます。
- 「Nero Streaming Player」でサムネイル動画を選択してプレビュー画面で配信先としてLetsView[T96 MINI]を選択して配信・表示
- 「Nero Streaming Player」側でサムネイル画面に戻す(サムネイルが変色)
- 上記の操作でT96 mini側は下記のような画面表示となります。
※ 画像ではなく動画を配信中にサムネイル画面に戻ると配信が停止してしまい再生画面が維持されなくなるようです。
- おまけ：Windows版ApowerMirrorとLetsView環境での「Nero Streaming Player」利用例
Windows版ApowerMirrorとLetsViewを起動し、上記T96 miniでの操作とほぼ同様の操作を動画に対して実行してみました。
サムネイル動画がLetsView側に表示された際、Windows側にて一時停止、再生再開の操作もできます。
※ 動画再生中にサムネイル画面に戻ると配信が停止してしまい再生画面が消えたりします(更に再生デバイスが外された状態にもなります)。
- T96 miniの左側にApowerMirrorを配置し、右側にLetsViewを配置
- 遠隔DLNA
DLNAは一つのデバイスから同じネットワーク上の他のデバイスにコンテンツを配信して再生させる規格です。
例えばTV1のコンテンツを同じネットワークに接続されている別のTV2で再生させるということをDLNAでは実現できます。
しかしTV1(例えばT96 mini)とTV2(例えばFire TV Stick)が同じネットワークにない場合はどうすればいいのでしょうか？
これはApowerMirrorの遠隔キャスト(クラウドミラーリング)との併用で簡単に実現できます。
【遠隔DLNAの実行手順例】
- デバイス環境・構成
(1)T96 mini(TV)：MediaCenter-xxxxをDLNAメディアサーバとして使用
(2)Fire TV Stick(TV)：T96 mini側のコンテンツを遠隔再生(実際には再生ミラーリング)
※ T96 miniとFire TV Stickは同じネットワークにはないものとします。
(3)iPhone 8：「Nero Streaming Player」アプリでT96 mini側のコンテンツを受け取りながらiPhone 12に遠隔キャストミラーリングの実施。
(4)iPhone 12：iPhone 8とのApowerMirror同士での遠隔キャスト、かつFire TV Stickへのローカルミラーリングの実施。
- 手順1：Fire TV Stick側でApowerMirror起動・待機
- 手順2：iPhone 12のApowerMirrorに遠隔コードを使えるアカウントでログインして9桁の遠隔キャストコードをメモ書き
- 手順3：iPhone 12のApowerMirrorからFire TV StickのApowerMirrorへのミラーリング開始(ミラーリング先のデバイスは「Apowersoft[AFTMM]」)
- 手順4：iPhone 8のApowerMirrorに遠隔キャストを使えるアカウントでログイン
- 手順5：iPhone 8のApowerMirrorからiPhone 12のApowerMirrorへの9桁の遠隔キャストコード指定での遠隔キャスト(クラウドミラーリング)の開始
- 手順6：iPhone 8の「Nero Streaming Play」アプリによるT96 mini側のMediaCenter-xxxxの動画をiPhone 8でローカル再生(再生先：「iPhone」選択)
これによってFire TV Stick(TV)にT96 mini(TV)側の動画が表示されます(これを遠隔DLNAと呼ぶことにします)。
・T96 mini接続iPhone 8でのローカル動画再生画面；
・Fire TV Stick側での動画再生画面；
- デバイス環境・構成
- Windows Media PlayerのDLNA対応機能
Windows 11付属のWindows Media Player Legacy(Windowsメディアプレーヤ従来版：Ver 12)は、DLNAメディアサーバ兼DLNAメディアレシーバとして利用することができます。
Windows専用の(有償/無償)ソフトを特別に導入しなくて済むので楽できます。
尚、Windows Media PlayerのDLNA対応機能はOSと一体となって動きます。
Windows 7上でもWindows Media Player 12は動作するので「Windows Media Player 12によるリモート再生機能」が使用できますが、それについては後述します。
- DLNA対応機能を利用するための基本操作
Windowsツールの中のWindows Media Player Legacyを起動します。
「Windowsメディアプレーヤ従来版」という画面が表示されます。
- DLNAメディアレシーバ機能の組み込み
(1)「ストリーム」メニューの[プレーヤのリモート制御を許可]選択
(2)「リモート制御の許可」画面で[このネットワーク上でリモート制御を許可する]クリック
- DLNAメディアサーバ機能の有効化と設定
(1)「ストリーム」メニューの[メディアストリーミングを有効にする]をクリック
(2)「メディアストリーミングオプション」ダイアログで[メディアストリーミングを有効にする]をクリック
(3)「コンピュータやデバイスのメディアストリーミングオプションを選択してください」画面で下記を確認・設定
- 「このコンピュータ上のメディアプレーヤ」が許可されていることの確認
「このコンピュータ上のメディアプレーヤ」が許可されていることによって本DLNAメディアサーバに対するDLNAメディアレシーバとしても利用可能となります。
- 「このコンピュータ上のメディアプレーヤ」の右横の[カスタマイズ]をクリック
==>「メディアストリーミング設定のカスタマイズ」画面が表示されます。
- 「メディアストリーミング設定のカスタマイズ」画面での設定変更
・[既定設定を使用する]オンをオフに変更
・[ライブラリ内のすべてのメディアをこのデバイスで利用できるようにする]オフをオンに変更
- ＜OK＞クリック
「メディアストリーミング設定のカスタマイズ」画面での設定変更を行わない場合は、Windows Media Playerに登録したメディアが「Nero Streaming Player」側で認識されなくなり、後述の「デバイスキャスト」でしか配信ができなくなります。
- 「このコンピュータ上のメディアプレーヤ」が許可されていることの確認
- DLNAメディアレシーバ機能の組み込み
- DLNAメディアレシーバ・サーバ検出テスト
(1)「Nero Streaming Player」で'再生先'のデバイス及びメディアサーバとして検出できました(BIRD27はPC名)。
- '再生先'のデバイスの名称構成
「ログインユーザ名 (PC名 : Windows Media Player)」という名称構成になります。
尚、'再生先'のデバイスとして単に「PC名」という名称で表示されている場合は、「ストリーム」メニューの[プレーヤのリモート制御を許可]のチェックが外れている証拠でDLNAメディアレシーバとして機能しませんので「ストリーム」メニューで再設定して下さい。
- メディアサーバのデバイス名称構成
「PC名: ログインユーザ名:」という名称構成になります。
- '再生先'のデバイスの名称構成
- DLNAメディアレシーバとしての利用例1(「Nero Streaming Player」使用の場合)
T96 miniのMediaCenter-xxxxをDLNAメディアサーバとして使用する場合の手順は次の通りとなります。
(1)DLNAメディアレシーバとしてのWindows Media Playerの起動
(2)iPhoneの「Nero Streaming Player」を起動
(3)「Nero Streaming Player」の「PCとNASから再生」セクションで「MediaCenter-xxxx」を選択
(4)[マイビデオ]で動画を選択
(4)配信先としてWindows Media Playerを選択
(5)T96 mini側の動画がWindows Media Player側で再生されます。
※ 再生画面はダブルクリックでフルスクリーン表示となります(Escキーでビデオサイズに合わせた表示に戻ります)。
「Nero Streaming Player」を使用してiPhoneの「音楽」アプリにある楽曲をWindows Media Player側で再生させることもできます。
- DLNAメディアレシーバとしての利用例2(「TV Cast(D)」使用の場合)
ここではテスト的にWindows側でWindows Media PlayerとApowerMirror(これもDLNAメディアレシーバです)を起動してテストしてみました。
(1)iPhoneの「TV Cast(D)」を起動
(2)「ログインユーザ名 (PC名 : Windows Media Player)」というデバイスに接続します(接続確認例)
==>Windows Media Player側に「TV Cast(D)」のロゴ画像(「VIDEO & TV CAST」)が表示されます。
(3)「TV Cast(D)」側の[Personal Media]の画像を選択するとWindows Media Playerに表示されます。
- DLNAメディアサーバとしての利用例
Windows Media Playerに登録してある動画をTV側で再生させる場合の手順は次の通りとなります。
- 「Nero Streaming Player」での配信例
Windows自体がDLNAメディアサーバとなるためWindows Media Playerの起動は不要です。
(1)DLNAメディアレシーバとしてのTV(T96 mini)の起動(MediaCenter-xxxxがDLNAメディアレシーバデバイスとなります)
(2)iPhoneの「Nero Streaming Player」を起動
(3)「Nero Streaming Player」の「PCとNASから再生」セクションでWindowsのPC名を選択
(4)Windows側のWindows Media Playerに登録してある動画を選択
(5)配信先としてT96 miniのMediaCenter-xxxxを選択
(6)選択動画がT96 mini側で再生されます。
[補足]
上記の(5)で配信先として「iPhone」を選択すると、Windows Media Playerに登録してある音楽、ビデオ、画像が手軽にiPhone側で再生できます。
- 「デバイスキャスト」での直接配信例
ここではWindows Media Playerの「デバイスキャスト」機能で他のDLNAメディアレシーバに直接配信する例を紹介致します。
配信先はFire TV StickとHyper-V仮想マシン(Windows 11)の中のLetsViewとApowerMirrorです。
- Fire TV Stickへの直接配信例
T96 miniへの「デバイスキャスト」での配信ができませんでしたのでFire TV Stick側に配信してみました。
(1)TV(Fire TV Stick)起動
Fire TV Stick側のAirReceiverは「DLNA DMR(DLNA Media Receiver)」がデフォルトで有効になっているためDLNAメディアレシーバとして使用できます。
(2)Windows Media Playerに登録してある動画を右クリックして[デバイスキャスト]−[AFTMM-15]の選択
(3)TV(Fire TV Stick)側で動画が再生されます。
- LetsViewへの直接配信例
(1)仮想マシン側でLetsView(V1.1.0.3.8)を起動
(2)Windows Media Playerに登録してある動画を右クリックして[デバイスキャスト]−[LetsView(ログインユーザ名)]の選択
LetsViewによって動画再生ウィンドウが開かれて、その動画が再生されます。
(3)別の動画についてもそのまま「デバイスキャスト」で配信できます。
[補足]
(a)LetsView(V1.1.0.3.8)の代わりにLetsView(V1.1.6.3)を使用するとその動画の再生が終了するとその配信先デバイスがオフラインになってしまいます。
動画再生ウィンドウは残ったままなので動画再生ウィンドウ操作で再度の再生はできますが、別の動画を[デバイスキャスト]で配信するためにはLetsView(V1.1.6.3)の起動し直しが必要となります。
(b)LetsView(V1.1.6.3)での動画再生ウィンドウのプレイバー表示形式がLetsView(V1.1.0.3.8)のプレイバーと若干変わっています(音量調節部分等)。
やはり、オフライン問題はLetsView(V1.1.6.3)でDLNAメディアレシーバとしての動作仕様を変えた際の影響かも知れません...。
(c)Windows Media Player側のローカルメディア(楽曲)をそのWindows Media Playerと同じWindows上のLetsView(V1.1.6.3)にデバイスキャストしてみました。
ApowerMirrorの楽曲再生ウインドウ(空白ウインドウ)と違ってLetsViewの楽曲再生ウインドウには楽曲再生イラスト画面が表示されます。
動画の場合と同様にその楽曲再生が終了するとその配信先デバイスはオフラインになってしまいます。
- ApowerMirrorへの直接配信例
(1)仮想マシン側でApowerMirror(V1.7.15.3)を起動
(2)Windows Media Playerに登録してある動画を右クリックして[デバイスキャスト]−[ApowerMirror(PC名)]の選択
ApowerMirrorによって動画再生ウィンドウが開かれて、その動画が再生されます。
[補足]
(a)当方の環境では、[デバイスキャスト]によるApowerMirrorへの直接配信を開始するとApowerMirrorが異常終了してApowerMirrorのトップ画面が消えてしまうことが多々発生しています。
別バージョンのApowerMirrorがリリースされたら試してみたいと考えています。
- Fire TV Stickへの直接配信例
- 「Nero Streaming Player」での配信例
- 他のPCのWindows Media PlayerからのDLNAメディアサーバへの接続と再生例
DLNA対応機能を利用するための基本操作を完了した他のPCのWindows Media Playerを起動してみます。
すると、そのWindows Media Playerの左側の「その他のライブラリ」には現在接続可能なDLNAサーバ一覧が表示されます。
下記はDLNAサーバ一覧中のT96 miniの「MediaCenter-xxxx」に接続してそのDLNAメディアサーバの「画像」を開いた様子です。
(T96 mini側の画像がサムネイル表示されますが、ほとんどがスクリーンキャプチャ画像です)
サムネイル一覧から画像をダブルクリックするとその画像が拡大表示されます。
※ 「Nero Streaming Player」アプリを使用しなくてもWindows Media Playerだけで別デバイス(TV含む)のメディアを再生できるので便利です。
- T96 mini付属の「Player-MediaCenter」アプリとWindows Media Playerの連携例
T96 miniには「Player-MediaCenter」アプリがプレインストールされています。
「Player-MediaCenter」アプリには下記の三つのメイン機能があります。
- DLNAメディアプレーヤ機能
DLNAメディアサーバのメディアを選択してローカル再生します。
本機能は「AirReceiver標準のDLNAメディアプレーヤ機能」と同等の機能です。
- DLNAメディアレシーバ機能
DLNAコンテンツのプッシュ配信を受けます。
- AirPlay再生デバイス機能
「写真」アプリの画像に対する[共有]−[AirPlay]ではAirPlayデバイスとして「AirPlay-Player-MediaCenter」も表示されます。
しかしTV側のAirReceiverが有効になっている場合は「Player-MediaCenter」アプリのAirPlay再生デバイス機能は無効となります。
- DLNAメディアプレーヤとしてWindows Media Player側のビデオメディアをT96 miniで再生する例
(1)T96 miniで「Player-MediaCenter」アプリを起動します(トップ画面)。
※ トップ画面では設定情報としてTarget Name：Player-MediaCenterが表示されます。
(2)「DLNA_DMP(Digital Media Player)」をクリック
(3)DLNAメディアサーバとしてWindows Media Playerを示すデバイスをクリック
※ メディア種別一覧が表示されます。
(4)メディア種別一覧から[ビデオ]−[すべてのビデオ]から再生したいメディアをクリック
(5)T96 mini側でその動画が再生されます。
(6)動画再生画面をクリックするとプレイバーも表示されて、そのプレイバーで一時停止操作等も行えます。
※ 動画再生終了時、再度その動画が繰り返し自動再生されました。
- DLNAメディアレシーバとしてWindows Media Player側のビデオメディアをT96 miniで再生する例
(1)T96 miniで「Player-MediaCenter」アプリを起動します。
(2)「DLNA_DMR(Digital Media Renderer)」をクリック
※ 「DLNA_DMR(Digital Media Renderer)」と「DLNA_DMR(Digital Media Receiver)」は同じ意味です。
(3)「Start DMR(only when this APK started)」をデフォルトのオフからオンへの切り替え
==>これによって、「Player-MediaCenter」アプリは「DLNA-Player-MediaCenter」というデバイス名のDLNAメディアレシーバにもなります。
(4)Windows Media Playerからのデバイスキャストで[DLNA-Player-MediaCenter]を選択します。
(5)「デバイスキャスト」ウインドウが開き、T96 mini側でその動画が再生されます。
(6)動画再生画面をクリックすると「DLNA_DMP」の場合と同じ形式のプレイバーも表示されます。
※ このプレイバーはデバイスキャストで[MediaCenter-xxxx]を選択した場合のプレイバーの形式とは異なっています。
[MediaCenter-xxxx]を選択した場合のプレイバーの形式；
(7)ご参考：Windows Media Player側のミュージックメディアの「DLNA_DMR(Digital Media Renderer)」へのプッシュ配信例；
・Windows Media Player側でのデバイスキャスト先選択後の「デバイスキャスト」ウインドウ表示例
・T96 mini側での楽曲再生画面例
尚、画像メディアのデバイスキャストでは10秒位の画像表示後にその画像表示画面が消えました。
- DLNAメディアプレーヤ機能
- VPN接続環境でのDLNAメディアサーバアクセス例
「Nero Streaming Player」アプリはVPN接続環境でもDLNAメディアサーバを検出できます。
これはWi-Fi未接続かつモバイル通信でVPN接続した時の「Nero Streaming Player」の様子です(VPN接続時の「マイネットワークデバイス」画面例)。
下記はVPN接続環境でのDLNAサーバのT96 miniの「MediaCenter-xxxx」に接続して「iPhone」側にて動画再生している様子です。
- DLNA対応機能を利用するための基本操作
- DLNAリモートメディアのリモート再生について
iPhoneの「Nero Streaming Player」アプリの目玉機能は「DLNAリモートメディアのリモート再生」かと思います。
具体的にはDLNAメディアサーバにあるメディアを別のDLNAメディアレシーバに中継配信してリモート再生させるという機能です。
例えば、T96 mini(TV)にあるメディアをWindowsのLetsViewで再生する手順は次の通りとなります。
(1)WindowsのLetsViewの起動
(2)「Nero Streaming Player」での操作
- DLNAメディアサーバとしてT96 miniの「MediaCenter-xxxx」の選択
- DLNAメディアサーバ側のメディア(動画)選択
- DLNAメディアレシーバとしてWindowsのLetsViewを選択
下記がDLNAリモートメディアのリモート再生画面例となります。
では、Windows Media Player 12では「Nero Streaming Player」アプリのようなDLNAリモートメディアのリモート再生は可能なのでしょうか？
答えは、残念ながらNo!ということになります。
- Windows Media Playerでは、DLNAリモートメディアのWindows Media Playerによるローカル再生は可能です。
- またローカルメディアのリモート再生(デバイスキャスト)も可能です。
- しかし、(1)と(2)を中継させる「DLNAリモートメディアのリモート再生」はサポートされていません。
(a)具体的には、通常ではDLNAリモートメディアの右クリックメニューには[デバイスキャスト]メニューは表示されません。
(b)稀にDLNAリモートメディアの右クリックメニューに[デバイスキャスト]メニューが表示されることもありますが、機能しません。
(c)同様に[デバイスキャスト]ボタンにDLNAメディアレシーバ一覧が表示されることもありますが、機能しません。
- DLNAメディアサーバとしてT96 miniの「MediaCenter-xxxx」の選択
- Nero Receiverについて
「Nero Receiver」アプリはDLNAメディアレシーバに特化したDLNA対応アプリです。
Nero MediaHomeのDLNAメディアレシーバとして使えるだけでなく「Nero Streaming Player」アプリのDLNAメディアレシーバとしても使用できます。
ここでは「Nero Streaming Player」アプリのDLNAメディアレシーバとしての利用に着目してご紹介します。
(1)iPhoneの「Nero Streaming Player」アプリのローカルメディアだけでなくリモートメディアもNero Receiverに配信できます。
(2)Nero Receiver側での動画、音楽再生音量の初期値はそれぞれ0になっていますので配信側にて適当な音量設定が必要です。
(3)「Nero Receiver」アプリは「Nero Streaming Player」アプリと違ってDLNAメディアサーバを検出・選択する機能はありません。
以下にT96 miniのMediaCenter-xxx(DLNAメディアサーバ兼DLNAメディアレシーバ)にあるm4.mp4動画を「Nero Receiver」アプリで再生する手順例を示します。
尚、「Nero Streaming Player」アプリはiPhone 8にあるものを使用し、「Nero Receiver」アプリはiPhone 12にあるものを使用するとします。
- 「Nero Receiver」アプリの起動・待機(待機画面)
- 「Nero Streaming Player」アプリ側の操作
(1)MediaCenter-xxx(DLNAメディアサーバ兼DLNAメディアレシーバ)にある動画(m4.mp4)の選択
(2)配信先として「iPhone - Nero Receiver」の選択
==>これで「Nero Receiver」アプリ側で動画再生されます。
※ メディア配信後も「Nero Receiver」アプリ側にそのメディアが残っているため再生ボタンをタップすれば再度再生することができます。
※ Windows Media Playerでのデバイスキャストは画像以外はNGでした(Nero Receiverのエラー表示例)。
- 「Nero Receiver」アプリの起動・待機(待機画面)
- AirReceiver標準のDLNAメディアプレーヤ機能
TV用のAirReceiverアプリには、標準でDLNAメディアプレーヤ機能が備わっています。
具体的にはAirReceiverのトップ画面の「DLNA DMP」をクリックすることによりDLNAメディアプレーヤ機能を利用開始できます。
AirReceiverは「Player-MediaCenter」と違ってT96 miniでの画面分割モードをサポートしていますので画面分割モードの画面でDLNAメディアプレーヤ機能を使う手順を紹介します。
【AirReceiver標準のDLNAメディアプレーヤ機能の利用例】
※ DLNAメディアサーバはWindows 11のWindows Media Player 12とします。
(1)T96 miniでの画面分割モードでAirReceiverアプリを表示します。
(2)AirReceiverアプリのトップ画面の「DLNA DMP」をクリックしてDLNAメディアサーバ一覧の表示
(3)DLNAメディアサーバとしてWindows Media Playerを示すデバイスをクリック
※ メディア種別一覧が表示されます。
(4)メディア種別一覧から[ビデオ]−[すべてのビデオ]から再生したいメディアをクリック
(5)T96 mini側でその動画が再生されます。
- AirReceiver標準のDLNAメディアレシーバ機能
TV用AirReceiverをインストールすると通常はデフォルトで「DLNA DMR」オプションがオンとなります。
しかし、T96 miniの場合はMediaCenter-xxxxの影響のためかAirReceiverをインストールしても「DLNA DMR」オプションがオンにはなりませんでした。
そこで以下の手順でAirReceiverの「DLNA DMR」機能をテストしてみました。
- AirReceiverのアップグレード
T96 miniに最初にインストールしたAirReceiverのバージョンは4.9.0でした。
AirReceiverの最初のリリースは2014年でしたが、今回は2022/10/07リリース版の4.9.7にアップグレードしました。
アップグレードするとAirReceiverは日本語表示となります。
- 「DLNA DMR」オプション設定の変更
「DLNA DMR」オプションがアップグレード前のままのオフになっているのでオンに変更しました。
- 「Nero Streaming Player」での配信先確認と再生テスト
「Nero Streaming Player」での配信先には「T96MINI-xx」が追加表示されるようになりました。
T96 miniのAirReceiverでの動画再生は問題ありませんでした。
- ファイルエクスプローラでの「デバイスキャスト」での再生テスト
Windows 10からサポートされたファイルエクスプローラでの「デバイスキャスト」でT96 miniのAirReceiver(デバイス名：T96MINI-xx)にWMV形式の動画を配信してみました。
-
(a)動画配信先の選択
(b)「デバイスキャスト」ウインドウ表示
(c)T96 mini(TV)側での再生状況
映像、音声共に問題なく再生されました。
- AirReceiverのアップグレード
- おまけ1：Windows 7環境でのリモート再生とDLNA完全対応化
Windows 7上でもWindows Media Player 12は動作します。
Windows 7をホームグループに参加させるだけの簡単設定でそのWindows Media Playerからメディア(ビデオ、ミュージック、ピクチャ)をTV等の他のデバイスに対してリモート再生させることが可能となります。
ただそれだけではWindows Media PlayerをDLNA完全対応とすることができません。
Windows 7をホームグループに参加させるだけでは下記のことができません。
(1)TV等のデバイスのDLNAメディアサーバからのストリーミング受信ができません(DLNAメディアレシーバとしての利用不可)。
(2)DLNAメディアサーバと認識されてもメディア一覧を表示させられません。
- ホームグループ参加によるリモート再生
- ホームグループへの参加
ホームグループへの参加のための細かい手順説明は省略しますが最終的に次のような「ホームグループ」画面にします(一例です)。
ホームグループに参加することによって、Windows Media Playerでのメディアに対する右クリックメニューの中に「リモート再生」メニューが表示されるようになります。
- Windows Media Playerからのビデオ(動画)のリモート再生例
(1)Windows Media Playerの中のビデオの右クリックメニューの「リモート再生」からDLNAメディアレシーバを選択します。
(2)DLNAメディアレシーバとの接続ができると「リモート再生」画面にサムネイルが表示されます。
(3)DLNAメディアレシーバ側でリモート再生されます。
(4)「リモート再生」画面の再生ボタンをクリックすると再度再生できます。
- Windows Media Playerからのミュージックのリモート再生例
ビデオのリモート再生と同様の操作でミュージックの楽曲もリモート再生できます。
下記はT96 mini側で楽曲をリモート再生している様子ですが、T96 mini側からプレイバー操作(再生位置のジャンプ、一時停止・再開、再生停止)ができます。
- Windows Media Playerからのピクチャのリモート表示例
ビデオのリモート再生と同様の操作でピクチャもリモート表示できます。
- 完全なDLNAメディアサーバ化前の状態
Windows Media Player側のメディアがT96 mini側で再生できているのでWindows 7がDLNAメディアサーバとして機能しているように思えます。
しかし、「Nero Media Player」でWindows側のDLNAメディアサーバを選択するとメディアリストが空白で表示されます。
- ホームグループへの参加
- DLNA完全対応化
- DLNAメディアレシーバ化
(1)「ストリーム」メニューの[プレーヤのリモート制御を許可]選択
(2)「リモート制御の許可」画面で[このネットワーク上でリモート制御を許可する]クリック
これによってT96 miniのMediaCenter-xxxxにあるビデオ、画像はWindows Media Player側で再生・表示できます。
下記は「Nero Media Player」を使用してT96 miniのMediaCenter-xxxxにあるビデオをWindows Media Playerで再生されている様子です。
(Windows Media Playerの「その他のライブラリ」の「MediaCenter-xxxx」にあるビデオをダブルクリックで再生しても同じ再生画面となります)
尚、当方の環境では「Nero Media Player」を使用してT96 miniのMediaCenter-xxxxにある音楽はWindows Media Playerで再生できませんでした(iPhoneでは再生できます)。
暫定対策としてWindows 11の場合と同様にWindows Media Playerの「その他のライブラリ」のMediaCenter-xxxxにある音楽をダブルクリックしてWindows Media Playerにて再生するようにしました。
- 完全なDLNAメディアサーバ化
(1)Windows Media Playerの「ストリーム」メニューには[メディアストリーミングを有効にする]が表示されませんでした。
その場合は[デバイスでのメディア再生を自動的に許可]を選択します。
(2)「すべてのメディアデバイスの許可」画面で[すべてのコンピュータとメディアデバイスを自動的に許可する]をクリックします。
これだけで完全なDLNAメディアサーバとなります。
[ストリーム]−[その他のストリーミングオプション]でのDLNAメディアレシーバに対するカスタマイズは特に設定変更しませんでした。
「Nero Streaming Player」でWindows側のDLNAメディアサーバを選択するとメディアリストが表示されるようになります。
- DLNAメディアレシーバ化
- ホームグループ参加によるリモート再生
- おまけ2：「Nero Streaming Player」アプリでの画像メディアの回転・拡大例
iPhoneの「Nero Streaming Player」アプリではメディアを回転・拡大させて表示することができます。
ここでは画像メディアを回転・拡大表示してTVに表示させる例を紹介します(AirPlayとの比較や有用性については言及致しません)。
画像メディアの配信先TVはT96 mini(TV)の「DLNA-Player-MediaCenter」デバイスとします。
尚、「DLNA-Player-MediaCenter」デバイスはDLNAメディアレシーバ専用のデバイスであり、DLNAメディアサーバ兼DLNAメディアレシーバ用の「MediaCenter-xxxx」デバイスとは別デバイスです。
- T96 mini(TV)側での操作
(1)「Player-MediaCenter」アプリの起動
==>DLNAメディアレシーバとしての「DLNA-Player-MediaCenter」デバイスが有効となります。
(2)TV側画面は「Player-MediaCenter」アプリの起動直後の画面である必要はありません(T96 miniのトップ画面でもOKです)。
- 「Nero Streaming Player」アプリでの操作
(1)「写真」カテゴリから一つの画像メディアを選択してプレビュー表示
(2)配信先として「DLNA-Player-MediaCenter」デバイスを選択
==>これでTV側にその画像が表示されます。
(3)プレビュー画面で画像を二本指を使って自由にクルクル回転させます。
(4)画像を右90度回転させた状態にしたままとします。
==>やがてTV側にその回転画像が横長フルスクリーン表示されます。
【補足】
-
(a)元々横長形式の画像は何もしなくてもTV側で横長フルスクリーン表示されます。
(b)元々の縦長形式画像を、元々横長形式の画像とみなすようにするのが回転操作の機能という訳です。
(c)元々縦長形式画像のプレビュー画面でiPhone自体を真横に傾けても横長形式の画像扱いにはならず縦長形式画像のままです。
(d)画像回転機能をもつ「DLNAメディアプレーヤ」は珍しいかと思います。
==>やがてTV側にその画像が表示されます(この場合、イメージしていた拡大表示とは違って拡大画像にはならず単なる両端カットにしかなりません)。
※ プレビュー画面で拡大率を大きくすると何とかTV側での表示も拡大された感じで表示されます。
再度回転・拡大させてから配信先を「DLNA-Player-MediaCenter」から「MediaCenter-xxxx」に切り替えてみました。
「MediaCenter-xxxx」での画像表示ではファイル名(左上)や「閉じる」ボタン(赤色)が表示されます。
尚、ビデオメディアについても回転再生はできますが、映像拡大はできませんでした。
ビデオメディアについても画像メディア同様に元々横長形式の動画は何もしなくても横長フルスクリーン再生されます。
- おまけ3：Windows版AirReceiverとAirPlayの試行
Windows 11のMicrosoft StoreにはWindows版のAirReceiverとAirPlayが揃っていますので試してみました。
Windows版のAirReceiverは「DLNAメディアレシーバ」として利用できます(TV版AirReceiverと違ってAirPlay機能はありません)。
Windows版のAirPlayはTV版AirReceiverのAirPlay機能相当のものです。
- Windows版AirReceiver(Ver 1.4.1.0：2019/12/16リリース版)
- インストール
Microsoft StoreでAirReceiver検索してインストールします(インストールオプション無し)。
- DLNAメディアレシーバとしてのデバイス名
DLNAメディアレシーバとしてのデバイス名は「マシン名」となります。
- 設定
設定はAirReceiver起動画面の下側にある歯車アイコンから確認・変更ができます(設定画面)。
DLNA Media Receiverだけでなく、AirPlay ReceiverやChromecast Receiverもサポート対象となっています。
- 「TV Cast(D)」アプリからの配信例
(1)画像配信例
(2)動画配信例(音声再生も良好です)
(3)音楽配信例(曲名等は表示されませんが、音声再生は良好です)
- 「Nero Streaming Player」アプリからの配信
「Nero Streaming Player」アプリからの配信での再生画面は「TV Cast(D)」アプリからの配信の場合と同様です。
尚、「Nero Streaming Player」アプリを使用することでT96 miniのMediaCenter-xxxx(DLNAメディアサーバ)のメディアをWindows版AirReceiverに配信できます。
-
(a)「Nero Streaming Player」アプリ側の画面例
(b)配信先デバイスの選択
(c)Windows版AirReceiver側での動画再生の様子(Windows側でのプレイバー操作も可能です)
- 「PhotoCast」アプリからの配信例
-
(a)[AirPlay Cast]での画像配信
・「PhotoCast」アプリ側
・Windows版AirReceiver側での画像表示の様子(略)
(b)[ChromeCast]での画像配信は不安定でした(すぐに接続が切れてしまいました)。
- AirReceiverへのDLNA画面ミラーリング例
(1)Windows版AirReceiverはTV版AirReceiverと違ってAirPlayには対応していません。
(Windows版AirReceiverに対してAirPlayさせようとするとそのAirReceiverは異常終了します)
(2)Windows版AirReceiverはDLNAメディアレシーバとして機能します。
(3)Windows版AirReceiverの大きな特徴の一つはDLNAミラーリングに対応している点です。
ここでは、iPhoneの「画面ミラーリング - DLNAの画面共有」アプリを使ってiPhone画面をWindows版AirReceiverにミラーリングする例を紹介致します。
本アプリの英語名は「Screen Mirroring for DLNA」です。
尚、本アプリ(以下、「DLNA画面ミラーリング」と略します)は、画面ミラーリングだけでなくローカルメディア(画像、動画)のDLNAメディアプレイヤとしても機能します(T96 miniのMediaCenter-xxxxへの動画配信での再生例)。
Windows版AirReceiverにミラーリングする手順例は以下の通りです。
尚、「DLNA画面ミラーリング」アプリでのミラーリングモードは「標準」(デフォルトのまま)としています。
- Windows 11側
(1)AirReceiverを起動して待機させておきます。
- iPhoneの「DLNA画面ミラーリング」アプリ側
(1)接続先一覧から接続先を選択します。
※ dlnaアイコンはDLNAデバイスを表し、ChromeアイコンはChromecastデバイスを表しています(Windows版AirReceiverはChromecastデバイスとしても検出されます)。
(2)トップ画面に戻って[スクリーンミラー]をタップします。
(3)画面の指示に従い、最終的に「画面のブロードキャスト」画面で[ブロードキャストを開始]をタップします。
->これでWindows版AirReceiverにiPhoneの画面がミラーリング表示されます。
【補足】
-
(a)ミラーリング中に「写真」アプリの動画をローカル再生するとそのままミラーリングされます。
当然ながらiPhone側はAirPlay表示にはならないため、映像拡大も楽に行えます。
(b)AirPlayと比べてミラーリングの遅延幅(タイムラグ)は大きくなり(遅延幅に関するリマインダ表示例)、リアルタイム性が要求されるアプリのミラーリングには不向きなようです。
(c)Windows版の主なDLNAメディアレシーバについて「DLNA画面ミラーリング」アプリからのミラーリング可否を以下にまとめます。
(d)T96 miniのMediaCenter-xxxxへのミラーリングは正常動作します。↓Windows版DLNAメディアレシーバ ミラーリング可否 AirReceiver ○ LetsView
(V1.1.6.3, V1.1.7.11)× (V1.1.6.3のように白いDLNAウインドウには何も表示されません)ApowerMirror
(V1.7.15.3)× Windows Media Player ×
(e)Fire TV StickのAirReceiverをChromecastデバイスとして選択してミラーリングすると変形表示となりました(後続画面は表示されませんでした)。
(f)ミラーリングモードの「アドバンスト」について；
-
「DLNA画面ミラーリング」アプリのミラーリングには「標準」モードと「アドバンスト」モードがあります。
「標準」モードはDNLAでのミラーリング方式で、「アドバンスト」モードはAirPlayでのミラーリング方式です。
ミラーリングのモード設定で「アドバンスト」を選択するとコントロールセンタの「画面ミラーリング」画面を使う旨のガイドが表示されるだけであり、本アプリに備わっている特別なミラーリング機能を指すものではありません。
コントロールセンタの「画面ミラーリング」画面を使ってミラーリングを行うのであれば、「DLNA画面ミラーリング」アプリは起動せずに直接コントロールセンタから操作してOKです。
「アドバンスト」モードにする場合は、最初に選択したDLNAデバイスは無視されます。
リアルタイム性が要求されるアプリのミラーリングについてはAirPlayミラーリングを使えばよいかと思います。
- AirReceiverでのDLNAスライドショー
「DLNA画面ミラーリング」アプリにはスライドショー機能があります(「写真」アプリのスライドショーよりシンプルな機能です)。
使い方は簡単なので割愛しますが、スライドショー中のアプリ画面例とAirReceiver画面例だけご紹介します。
- Windows 11側
- Windows版AirPlay(Ver 1.6.0.0：2021/07/08リリース版)
- インストール
Microsoft StoreでAirPlay検索してインストールします(インストールオプション無し)。
- AirPlayデバイス名
AirPlayデバイス名は「PC[AirPlay]」となります。
- 設定
設定はAirPlay起動画面の右上にある【三】(三本線メニュー)から確認・変更ができます(設定画面)。
高速モード用の「ハードウェアアクセラレーション」(ハードデコード)がオフになっているのはパフォーマンスよりも画質の低下を伴ないがちな互換モードを優先させるためです(即ち、ミラーリング画面の乱れ表示防止)。
- 「写真」アプリからの配信例
(1)画像配信例
(2)動画配信例(音量はかなり小さめになります)
- 画面ミラーリング例
画面ミラーリングはコントロールセンタの「画面ミラーリング」画面で「PC[AirPlay]」デバイスを選択することで開始できます。
- 画面ミラーリング中の「Google Earth」アプリの表示例
※ 両端の黒い帯状部分がLetsViewやApowerMirrorのように表示されなければスッキリするのですが...。
※ ちなみにiPhoneを横向きにした場合の表示例はこちらです。
- 画面ミラーリング中のミュージックビデオ再生例(音量が小さくなることはありません)
-
(a)iPhoneを傾けない通常時の再生の様子
(b)iPhoneを横向きにした場合の再生の様子
画面ミラーリング中のミュージックビデオ再生中の上記(a),(b)における映像・音声の再生のされ方は以下の通りとなります。
iPhone Windows版AirPlay 映像 映像再生される
(AirPlay表示にはなりません)iPhoneの画面がそのまま表示される 音声 音声再生なし 音声再生される - iPhoneの「音楽」スピーカ切り替え
iPhoneからWindows版AirPlayへのミラーリング中にiPhoneの「音楽」アプリで楽曲を再生するとスピーカが自動的にPC(AirPlay)に切り替わります。
しかしiPhoneからWindows版AirPlayへのミラーリング中でなくても「音楽」アプリでのスピーカをiPhoneからPC(AirPlay)に切り替えることができます。
iPhoneの「音楽」アプリのサウンドを鳴らすスピーカをiPhone側とPC側で自由に切り替える手順は以下の通りです。
(1)まず、Windows側でAirPlayを起動します(起動直後の画面は最小化してOKです)。
(2)iPhoneの「音楽」アプリを開いてスピーカをiPhoneからPC(AirPlay)に切り替えます。
これでサウンドだけがWindowsのPCスピーカから流れてきます(スピーカの戻しも同様の操作です)。
ちなみにこのスピーカ切り替えを実施すると次のようなアプリでのサウンドも切り替えたスピーカからサウンドが聞こえてきます。
・「写真」アプリの動画再生音
・「iMovie」アプリの中での動画再生音
・「ボイスメモ」アプリでのボイス再生音 等々
・「TV」アプリの動画再生音 等々
- インストール
- 画面ミラーリング中でない場合のミュージックビデオのAirPlayデバイスでの再生で発生した現象紹介
画面ミラーリング中でない場合のミュージックビデオのAirPlayアイコンを開いて、「スピーカとテレビ」設定で再生デバイスとして[PC(AirPlay)]を選択すると音声はPCから聞こえてきます。
しかしそのミュージックビデオの映像はiPhone側で再生されるままでPC側では再生されませんでした。
本来ならPC側でのみ映像がされるべきものです。
つまり、画面ミラーリング中でない場合のミュージックビデオのAirPlayデバイスでの再生時における映像・音声の再生のされ方は以下の通りとなります。
iPhone Windows版AirPlay 備考 映像 映像再生される
(AirPlay表示にはなりません)映像再生されません 本来ならWindows側でのみ
映像再生されるはずです音声 音声再生なし 音声再生される - Windows版AirPlayへのミラーリング画面のTVへの転送例
Windows版AirPlayへのiPhoneからのミラーリング画面を含めたPCデスクトップをTV(T96 mini)に転送(ネストミラーリング)してみました。
- 今回使用したデバイス
- PC(Windows 11)
(1)Windows版AirPlay
(2)LetsView V1.1.7.11
LetsView V1.1.7.11では、LetsViewのアイコン含めてユーザインタフェース画面が刷新されました。
・LetsView V1.1.7.11でのホーム画面とミラーリングコード入力画面(4桁固定)
・LetsView V1.1.7.11より前のバージョンでのミラーリングコード入力画面(4桁または8桁)
LetsView V1.1.7.11でのミラーリングコード入力は4桁固定になりました。
ローカルネットワークのアドレス体系が192.168.x.yの場合は4桁のミラーリングコードが割り当てられます。
しかし、192.168.x.y以外の場合は8桁のミラーリングコードが割り当てられる仕様となっているため次の選択をしなければなりません。
-
(a)アドレス体系を192.168.x.yに変更してLetsView V1.1.7.11を使用する。
(b)アドレス体系を192.168.x.y以外のままにしてLetsView V1.1.7.11より前のバージョンを使用する。
尚、LetsView V1.1.7.11とLetsView V1.1.7.11より前のバージョンの混在利用は可能となっているようです。
このため、PC版LetsView V1.1.7.11とTV版LetsViewの間にiPhoneのLetsViewを介在させています。
(iPhone版LetsViewのミラーリングコードはアドレス体系に寄らず常に4桁となります)
- iPhone 8
(1)LetsView V1.3.1
App Storeから手動でアップデートしなくても自動アップデートされてアイコンも刷新されます。
ちなみに、iPhoneのLetsView同士のミラーリングはサポートされていません(有料の「リモートキャスト」プラグイン機能を使用すればOKです)。新アイコン 旧アイコン 
- TV(T96 mini)
(1)LetsView V1.1.3
iPhoneから接続する際のミラーリング用のデバイス名は「LetsView[T96 MINI]」となります。
- iPhone 12
iPhone 12からWindows版AirPlayにミラーリングします。
(LetsViewは特に使用しません)
- PC(Windows 11)
- 手順1(最初のネストミラーリング：PC→iPhone 8→TV)
(1)PC側のLetsViewからiPhone 8側のLetsViewのミラーリングコード(4桁)を指定してミラーリング接続します。
その際、iPhone 8側のLetsViewで[許可]をタップします。
これによってPC側のデスクトップがiPhone 8に表示されます。
(2)iPhone 8のコントロールセンタの「画面ミラーリング」画面で「LetsView[T96 MINI]」をタップします。
これによってiPhone 8に表示されているPC側デスクトップとiPhone 8のLetsViewのツールバーがTVに表示されます。
- 手順2(次のミラーリング：iPhone 12→PC)
(1)iPhone 12のコントロールセンタの「画面ミラーリング」画面で「PC[AirPlay]」をタップします。
これによってiPhone 12の画面がPC側デスクトップに表示されます。
そのPC側デスクトップが芋づる式にPC→iPhone 8→TVという流れで順次ミラーリングされていきます。
最終的にTV側にはiPhone 12からのミラーリング画面を含めたPC側デスクトップが表示されることになります。
[上記画像の補足]
・一番左の大きなウインドウはPCからiPhone 8へのミラーリング開始時に最小化されたPC側LetsViewを元に戻したウインドウです。
・中央の「画面ミラーリング」画面はiPhone 12からWindows版AirPlayにミラーリング開始した時のiPhone 12の画面です。
・一番右のツールバーはiPhone 8で表示させたPCデスクトップをiPhone 8側から操作するためのツールバーです。
- 今回使用したデバイス
- Microsoft StoreでのAirPlay対応アプリのサマリ紹介
Microsoft StoreにはAirPlay対応アプリとして「AirPlay」アプリの他に次のアプリもあります。
・「AirPlayReceiver - Screen Mirroring & Streaming」アプリ(以下、「AirPlayReceiver」と略します)
・「AirPlayServer - Screen Mirroring」アプリ(以下、「AirPlayServer」と略します)
今回比較調査対象としたそれぞれのバージョン等は以下の通りです。
AirPlay AirPlayReceiver AirPlayServer 調査対象バージョン V1.6.0.0
(2021.7.8リリース版)V1.13.9.0
(2022.9.20リリース版)V1.2.9.0
(2023.2.22リリース版)開発状態(推測) ほぼ凍結状態 ほぼ凍結状態 アップデート中 開発元 Hao Cai YH Software YH Software AirPlayデバイス名 PC[AirPlay] AirPlayReceiver (マシン名) AirPlayServer (マシン名) - 機能比較
上記三つのアプリの名称は異なっていますが、調査対象バージョンにおいてはそれぞれが以下の機能を同等レベルでサポートしています。
- AirPlayミラーリング
iPhone(/iPad/Mac)からのAirPlay画面ミラーリングのみをサポートしています。
- AirPlayレシーバ
AirPlayメディアレシーバ機能をサポートしています。
iPhoneの「写真」アプリの画像や動画のメディアの[共有]−[AirPlay]でAirPlayデバイスを選択することでそのAirPlayデバイスにメディアがストリーム配信されて再生されます。
- AirPlayバックグラウンド再生
AirPlayデバイスでの音楽メディアのバックグラウンド再生機能をサポートしています。
画面ミラーリングせずに音楽メディアのAirPlayアイコンを開いて、「スピーカとテレビ」設定で再生デバイスとしてAirPlayデバイスを選択すると音声はそのAirPlayデバイスのPCから聞こえてきます。
PC側でゲームとかWindows Media Playerで楽しんでいる時などはそのサウンドと一緒に音楽メディアの音声もPCから混じって鳴ってきます。
- AirPlayミラーリング
- AirPlayReceiverとAirPlayServerの関係について
(1)AirPlayReceiverとAirPlayServerは同じ開発元(YH Software)で開発されています。
(2)AirPlayServerはAirPlayReceiverの後継製品と思われます。
(3)AirPlayServerはAirPlayReceiverよりも音質面で品質強化傾向が見られるようです。
(4)AirPlayServerには「Server」という表記が付いていますが、AirPlayサーバというのはAirPlayメディアの転送を受け付けるサーバという意味合いなので「Receiver」との機能的な違いはありません。
(5)一方のAirPlayReceiverの機能説明では「receiver/server」という表記が出てきますが、機能的な違いを意識したものではないようです。
- 製品選択に迷ったら...
今回の調査対象バージョンに限って言えば、「AirPlay」アプリには上述した「画面ミラーリング中でない場合のミュージックビデオのAirPlayデバイスでの再生で発生した現象」もあるため、消去法で「AirPlayServer」が残るような気がします。
しかし、PCからiPhoneやTVにもミラーリングしたいというニーズがあるならDLNAとAirPlayの両方に対応したLetsView等の選択もありかと思います。
- 機能比較
- インストール
- Windows版AirReceiver(Ver 1.4.1.0：2019/12/16リリース版)
- Windows上でのAirScreen試行
AirScreenはFire TV Stick等のTV用ストリーミングレシーバ(メディアレシーバ)で、Google Play/アプリストアで公開されています。
AirScreenはAirReceiverの機能縮小版レベルと考えればいいかと思います。
AirScreenの大きな特徴はマルチプロトコル(AirPlay, Cast, Miracast, DLNA)対応で、デバイス名にプロトコル名が付加される点です。
デバイス名の例：AS-AFTT[AirPlay]
Windowsで動作するAirScreenはMicrosoft StoreのAmazonアプリストアで公開されています。
Windowsで動作するというのは実際には「Android用Windowsサブシステム」(WSA:Windows Subsystem for Android)上で動作するということです。
Android版AirScreenが早い段階でWindowsで利用可能とされたのは他のAirPlay, DLNA対応等アプリの実行に必要になるからだと思われます。
今回AirScreenを試行してみました。
どのようなAirScreen使用場面でどのようなデバイス名になるかをサンプル的に試してみました。
尚、プロトコル名の付かないデバイス名はデフォルトで「AS-SubsystemforAndro」となっています(設定で変更可能)。
更に、Android用Windowsサブシステム設定では[高度なネットワーク：オフ]を[高度なネットワーク：オン]に変更しています(高度なネットワークの説明部分)。
下記にデバイス名でのプロトコル名確認結果をサンプル紹介します。
- AirScreenの起動
・Android用Windowsサブシステムの自動起動(Android用アプリの初回起動時にWSAが自動起動されます)
・AirScreenのトップ画面
- ブラウザのタブ内容のAirScreenへのキャスト
(1)デバイス名：AS-SubsystemforAndro[Cast]
(2)AirScreen側での表示例
- 画面ミラーリング
(1)デバイス名：AS-SubsystemforAndro[Cast]
※ ソース：[画面をキャスト]選択
(2)AirScreen側での表示例(1台のPCの中での自分自身のミラーリングの特殊な例でキャプチャずれ有り)
- iTunesでの楽曲キャスト
(1)デバイス名：AS-SubsystemforAndro[AirPlay]
(2)AirScreen側での再生例(アルバムアートが回転します)
- Bubble(Android用アプリ)からの動画キャスト
(1)デバイス名：AS-SubsystemforAndro[DMR]
※ DMRは「DLNA Media Receiver」を指します。
※ AS-SubsystemforAndro[Cast]では動画再生されませんでした。
(2)AirScreen側での動画再生例
【補足】
(1)AirScreenとは関係ありませんが、TikTok(Android用アプリ)も問題なく再生できます。
(2)Hyper-V仮想マシンの中でのAndroid用Windowsサブシステムは起動エラー(仮想化条件関連)となります。
->仮想マシンプロセサのExposeVirtualizationExtensions属性をTRUEにすればいいのかも知れませんが...。
※ ExposeVirtualizationExtensions属性の設定についてはWindows 10 Insider PreviewでのNested Virtualization利用手順をご参照下さい。
- AirScreenの起動
- T96 mini(TV)側での操作
![[デバイスキャスト]ボタン](wmprmmediadevcastbtn.jpg){kind=link}
![[ChromeCast]での画像配信](winarpcchromecast.jpg){kind=link}
![PC[AirPlay]](winapmirrordevpcap.jpg){kind=link}
