NetBSD/macppcクリーンインストールとVine Linux/ppcとのデュアルブート

2006年11月4日にNetBSD/macppc 3.1がリリースされました。
ここではMacマシンをNetBSD/macppc 3.1だけがインストールされている状態(クリーンインストール状態)にする手順を紹介します。
更にはVine Linux/ppcとのデュアルブートについても触れます。
以下、NetBSD/macppc 3.1を単にNetBSD/macppcと略します。


1.マシン環境

NetBSD/macppcをクリーンインストールしたMacマシン環境は以下の通りです。


2.NetBSD/macppcのクリーンインストールの流れ

NetBSD/macppcのクリーンインストールの流れは次のようになります。
(1)pdiskによるパーティション作成(NetBSD/macppcインストーラのパーティション作成機能は使用しません)
(2)pdiskで作成したパーティションへのNetBSD/macppcのインストール
(3)マルチユーザモード化とネットワーク設定
(4)HFSパーティションへのofwboot.xcfの格納


3.NetBSD/macppcのクリーンインストール



4.マルチユーザモード化とネットワーク設定


5.HFSパーティションへのofwboot.xcfの格納

NetBSD/macppcの起動用ofwboot.xcf(ブートローダ)はNetBSD/macppcのパーティションではなくHFSパーティションに設置します。
その手順は以下の通りです。

6.HFSパーティションのブートローダによるNetBSD/macppcの起動確認


7.Vine Linux 4.2/ppcとのデュアルブート

NetBSD/macppc 3.1をクリーンインストールしたMacマシンにVine Linux 4.2/ppcを追加インストールしてみました。