Mac-on-Linux

MOL(Mac-on-Linux)はPowerPC上のLinuxの中でMac OS/Mac OS X/Linuxを実行させるMacエミュレータです。
(Macエミュレータとしては他にもPearPCやSheepShaver等があります)
MOLはPowerPC実機の中で次のように仮想的なPowerPCマシン(Macマシン)のデバイスをエミュレートします(主なもの)。
(a)コンピュータの種類:MOL
(b)プロセッサ:実機とほぼ同じ。
(c)メモリ:設定ファイルで指定されたサイズ。
(d)ビデオ:MacOnLinuxVideo
(e)サウンド:Mac-on-Linux Audio Engine(再生可能)
(f)ネットワークカード:MOLEnet
更にMOLで実行しているOSのパーティションを/dev/disk0としてエミュレートします(実機では/dev/disk0s5の類)。
ディスクユーティリティでの説明表示は以下のようになっています(Ibriumという文字が見えます)。




従来よりVine Linux/ppcにもMOLが付属していました。
ここではVine Linux 4.2/ppc付属のMOL(ver 0.9.71)を使用してMac OS X 10.3(Panther)の実行手順について簡単に紹介します。
※Intel用Vine Linux 4.2ではMOLは使用できません。