Red Hat Linux 4.0

1997年春に入手したRed Hat Linux 4.0のカーネルは2.0.18であり、かなり使えそうな印象を受けました。
実際、「Postgres95」や「Oracle7 for SCO UNIX」といったDBソフトも順調に動作することが確認できました。

(1)ImageMagick

画面キャプチャツールとしてImageMagickをインストールして使ってみました。
実際のキャプチャはimportコマンドで行います。




(2)dp/NOTE

dp/NOTE(Ver1.0)をRed Hat Linux 4.0で動作させてみました。




(3)LaTeX

Red Hat Linux 4.0にはLaTeXが標準で入っています。
数式表示は結構きれいです。
下の画像はLaTeXをお試ししたものです(数式自体には意味はありません)。




(4)Wingz

スクリプトも使える表計算ソフト「Wingz 1.4 for Linux」をちょっとだけ味見してみました。
ちなみにこちらはWindows版のWingzです。




(5)Postgres95(Ver 1.01-2)

Postgres95というのはちょっと古いDBソフトですが一応クライアント/サーバ型のアーキテクチャが採用されています。

使い方はとても簡単です。
(a)バイナリ配布されているものを単純にインストール
(b)DBを一回だけ初期化
(c)監視デーモンを起動
(d)psql(OracleのSQL*Plusに似たようなもの)でDB定義を行ってデータを格納したり検索したりします。
ただこれだけのものです。

1998年3月にその上位バージョンともいえる「PostgreSQL-6.3.1」がリリースされました。
書籍「Linux/FreeBSDによるデータベース構築入門」(ローカス社発行)にはそのソースとDBのロード用サンプルデータが入っています。
そのサンプルデータ(新旧郵便番号情報)をPostgres95で使ってみました。
以下の画像はMacマシンからtelnetでLinuxに入ってPostgres95のpsqlを使用した例です(ピンクの部分はドラッグしたテキスト部分です)。




Mac側のXサーバからアクセスしたときの画面はこちらです。


(6)Oracle7 for SCO UNIX

Oracle7 for SCO UNIXをRed Hat Linux 4.0に導入していろいろ使ってみました。
Oracle7 for SCO UNIXをLinuxにインストールするための前提条件や環境設定方法はhttp://www.ssc.com/linews/LDP/HOWTO/Oracle-HOWTO.htmlに書かれていました。
尚、上記のWebサイトには「前提となるLinuxのカーネルは2.0.30+」となっており「2.0.30は保証しない」とまで書かれています。これは暗にRedHat5.1(Kernel2.0.34)を指していたのではないかと思います。
しかし私のLinuxはRed Hat 4.0でありそのカーネルは2.0.18で「2.0.30+」から遥かに離れたものですが、ダメもとの軽い気持ちでRed Hat 4.0環境にインストールして走らせて見ました。

まずはOracleサーバの起動です。



そしてSQL*PlusでDB検索してみました。




更にOracleサーバ側のリスナーを起動し、WindowsマシンのLotus 1-2-3からLinux上のOracleをアクセスしてみました。




(7)PPP接続

以下のファイルを編集することによりPPP接続ができるようになりました。
/usr/sbin/ppp-on
/usr/sbin/ppp-off
/etc/ppp/ppp-on-dialer
/etc/ppp/pap-secrets
/etc/resolv.conf



(8)Windows,Mac,Linux連動

Windows95のパーソナルWebサーバ、Mac、Linux上のOracleを連動させてみました。

[概略手順]



同様にWindowsにSQLServerも組み込みMacからLinux上のNC経由でSQLServerをアクセスしてみました。