GIMP for Windows

1.前置き

1998年頃に「GIMP for Win32 β19」というフリーの画像処理プログラムが出ていました。
これは「Cygnus GNU-Win32」というWindows上のPC-UNIX環境で「GNU-Win32用Xウィンドウクライアントライブラリ」を使って動作させるXアプリです。
「GIMP for Win32 β19」については動作確認していないので詳しいことは分かりませんが「Cygnus GNU-Win32」についてはちょっと使用したことがありますのでここで紹介しておきます。

例えばWindowsの「Cygnus GNU-Win32」環境の中でフリーのXサーバ(MI/X)を使用してxtermの画面を表示するにはこんな感じのコマンドを打ち込んでxtermを表示します。
同様に「Cygnus GNU-Win32」環境において「GIMP for Win32 β19」を動作させるにはXサーバが必要でした。

しかし最近になって純粋のWindowsアプリとして動作する「GIMP for Windows」なるものが出てきました。
これはWindows版Photoshopのような感覚で操作できるフォトレタッチソフトですが、若干PC-UNIXライクなユーザインタフェースの面影もあるようです。


2.Windowsへの組み込み

Windows版のGIMP(GIMP for Windows)を使うにはこのGIMP本体の他にgtk+(GIMP Tool Kit)というライブラリもインスールしておきます。
またWindows版GIMPを使用するには解像度を1024x768,65536色以上のものにしておきます。


3.Windows版GIMPの外観

Windows版GIMPのインストール画面に使用されている背景画像にテキストを載せてみました。




4.Tips画面




5.ロゴの作成例

Windows版GIMPの標準機能を使ってロゴの素材を作成してみました。